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きもの蔵 ◆ 男物 越後上布[良品]

¥35,000 税込

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■品物の様相

越後上布は数ある伝統工芸織物の中でも高額品です。
ただ重要無形文化財技法で2年かがりでつくられた品物から、機械紡績の苧麻糸を織機で織った品物までありますので糸目の見極めは大切です。
糸目から『手績み苧麻糸の混入率が50%:50%』あたりの上物の越後上布と目利きしています。
未着用の箪笥保存品ですが、麻ものでたたみシワが少し見られるぐらいです。
長期箪笥保存品。

■評 価

麻ものは絹ものと比べて経年劣化しないので、保存状態が良ければ何ら問題はありません。
縦縞柄の粋な上布...男性ものとして最高の夏のお洒落着です。
麻ものはお召しになられる1日前に、軽く水を霧吹きしてかけておきますと、翌日には綺麗に伸びて気持ちよく着れると思います。
装いも身体に添う感じでお召しいただけます。
この夏の装いに...一生ものの装いとして是非に。

[目利きのポイント/読み物]
越後上布は多くの伝統工芸織物の中でも貴重で高額品になります。
そのような越後上布は、絹織物と違って経年劣化せずに耐久性がありますので、リュース品の中から良品を見つけれることもあることでしょう。
ただ中古品ともなりますと、証紙などが残されていれば越後上布かどうか簡単に識別ができると思いますが、お仕立て済みなどで証紙が残っていない場合、目利きはどうするのか『当店の目利き』をレポートしてみます。

日本には南方の上布に宮古上布、八重山上布など、手績みの苧麻糸を100%使って織り上げている超貴重な上布があります。
これら南方の上布に対して、北には有名な越後上布があります。
そして北陸には能登上布がありますが、今回の品物は越後上布と目利きしています。

南方の上布と同じ高級麻織物である越後上布ですが、越後上布は『手績み苧麻糸の混入率』によって上布の質・価格が大きく変化します。
つまり越後上布といっても、手績み苧麻糸の混入率が違う様々な上布があるからです。
また重要無形文化財技法で2年かがりでつくられた最上級の越後上布もあれば、機械紡績の苧麻糸を織機で織った上布も同じ越後上布と称されています。
(宮古上布などは手績み糸を100%使ったものでないと、宮古上布と名乗ることはできません。)

次に北陸の能登上布があります。
能登上布は石川県で作られる麻織物です。
能登上布の糸は手績みの苧麻糸ではなく紡績糸を使っているので、南方の上布の1割ぐらいのコストで製造することができた品です。(量産品)
なので能登上布を見分けるポイントは簡単です。
それは能登上布は経糸が単糸であるからです。
能登上布の糸は機械紡績のため経糸に特徴があり、機に糸をかけた際に単糸(一本)でも切れない強度を持って織られているのが見て取れます。
だから、生地の糸目をルーペなどで見て見れば、経糸で容易に判断できるわけです。
また糸染めは化学染料でおこなわれているのでさらに判断しやすいです。

南方の上布のように手績みの苧麻糸を100%使った双糸でもなく、能登上布のように機械紡績の経糸を均一に使ったものではありませんでした。
以上のことから越後上布と目利きし、糸目から『手績み苧麻糸の混入率が50%:50%』あたりの越後上布と目利きしています。

■商品説明における状態表示 [*定型表示とは若干違います]
[未使用=未着用/人が装っていない]

【未使用】月日が経過していない未着用保存品。
【未使用に近い】購入者又は業者が仕立てしたあとの未着用保存品。
【目立った傷や汚れなし】保存年月が経過している未着用保存品。
 又は着用はあれど傷や汚れのない未着用に近い品。
【やや傷や汚れあり】着用の有無、保存期間に関わらない。
 傷・汚れ・変色など小々確認できる品。

*着物類は人が着用した場合は身体に密着しますので、必ず汗/タンパク質、筋あと等が残りますことから目利きの基準にしております。
他は商品説明において表示しています。

■寸法/サイズ(寸→cm 換算0.379/小数点以下四捨五入)

身丈[肩から:3尺9寸2分/149cm]
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内揚げ無し
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肩行[1尺8寸/68cm]
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袖巾[9寸/34cm]
袖丈[1尺4寸2分/55cm]
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前巾[7寸5分/28cm]
後巾[8寸1分/31cm]

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