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◆ 本場結城紬(着尺)【重要無形文化財】

¥495,000税込

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◆ 本場結城紬(着尺)【重要無形文化財】

■品物の様相

結城紬が1956年(昭和31年)に国の重要無形文化財(以後、重文という)に指定された際、その定められた要件は次の3工程に伴う技法について指定されています。(結城紬という織物、反物ではない。)

1)糸つむぎ:使用する糸はすべて真綿より手つむぎした撚りの掛からない無撚糸を使用すること。
2)絣(かすり)括り:絣模様を付ける場合は手括りによること。
3)織:地機(ジバタ・イザリバタ)で織ること。

以上の3要件の全てを満たした品を重文として指定されています。[無地の場合は1)と3)の技法。]

他に重文の成り立ちとしましては、2004年に薄色地の結城紬の取り扱いについて、2)の絣括りではなく『すり込み』による絣の表現について変更があり、更には2013年からは証紙の他に品物の品質履歴を表示する様になっています。

モダンな柄行になる市松の構図に十字絣を織り込んだこの結城紬がそうです。(経絣糸1本に緯絣糸が2本、合計3本が組み合わさったもので、実際は十ではなくキの字で構成されている絣でございます。)

*この結城紬の証紙は、結城紬の証紙変更が正確には平成17(2005)年6月から成されていますので、織れ上がってから20年近く経過している商品であることがわかります。

■評 価

結城紬のウンチクはネットにお任せするとしまして、もはや気の遠くなるような工程を経て織られていますこの結城紬は貴重な最たる逸品です。
現在は本場結城紬であることには相違ない『高機』で織られた結城紬が主流です。 [上記、重文指定になる条件3)の地機ではなく、高機織。]

地機の絣柄の結城紬になりますと、百貨店での小売価格は200万円前後はします。
今回、京都紬問屋と染と織のやまざきから、モダンに装っていただける市松柄[蔵出しスペシャルプライス]の一品です。
是非、ご検討の上お求めくださいませ。

*年数が経過している結城紬について。
結城紬や大島紬は慣習として糊を落とさずに店頭に並び、通常仕立てる直前に湯通しがなされます。
この糊を落とさずに放置しておくとカビや虫食い、劣化を招く大きな原因になります。(湯通しをしていない糊のついたままの反物には劣化が集中します。)
おそらく糊(小麦粉などの天然成分)をカビや微生物が好み、様々な因子と有機的に結びついて紬糸(タンパク質)の劣化を早めます。
もしくは糊と絹の成分であるフィブロインが長い時間をかけて反応、分解が進むからだと解明されています。
糸の劣化=年数が経過した結城紬のチェックポイントの一番です。
しかしながら長い年月がたった結城紬でも、ちゃんと保管されていれば全く問題はありません。

■寸法/サイズ(寸→cm 換算0.379/小数点以下四捨五入)

総丈[3丈3尺2寸/12m58cm]
 巾[9寸7分/37cm]

■お届けについて
この品物は本場にて『本湯通し』加工をさせていただきます。
加工に日数を要しますので、発送までの日数が10日〜2週間ほどかかりますことを予めご了承ください。
本湯通しが上がりましたら出来るだけ適切な包装・梱包にて発送させていただきます。

[別途お仕立て]
別途お仕立ても承りますので、ご要望の際にはお知らせ下さい。
その場合のお仕立代は、このお取引とは別に銀行振込にてご決済いただきます。

一級和裁士による手縫い仕立になります。
袷お仕立て上り(手縫い)/八掛・胴裏(推奨)を含む。
料金:65,000円(税別)
*八掛・胴裏のご選択にて料金が変わります。

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