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きもの蔵 ◆ 本場泥染大島紬 地あき渦 7マルキ一元絣 袷きもの[未着用]

¥50,000 税込

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■品物の様相

渦を見事に7マルキ一元絣で織り上げた本場泥染大島紬です。
柄配置から『地あき/黒地の部分』のエリアはさほど広くはないものの、染織において泥染具合、織り具合はとても綺麗に出来上がっています。
この大島紬のように上物となりますと、最終は機織り職人の腕が反映されるところ、市場では本当に少なくなっているレベルの品物です。
この品物は紬問屋が作品展用にお仕立をしました品物になり、染と織のやまざきを通じて協賛していただきました。
紬問屋から未着用の協賛品。

[地あき]
本場大島紬の飛び柄/地あきとは、柄が一定の間隔で飛んで離れていて、地空き(黒場)が多くあることを言います。
総柄に比べて地空きの無地場が多いものは、緯糸の打ち込みの密度が違うと次の柄に影響が出てきます。
したがって何回も繰り返していればだんだんとズレてきますし、絣合わせに無理なテンションがかかると綺麗な模様になりません。
さらに無地場には横段が入ったり、縦方向に絣足の意図しない大きなスジが入ったりもします。
絣の最高峰とも言える一元、そして地あき...、要は!とてもとても貴重なのです。

[マルキとは]
大島紬の絣の細かさを表す単位です。
大島紬の経糸の本数は通常1240本で構成されています。
しかし織物には両耳端があるので、(1240本)の両耳端(40本×2)を除いた糸数は1160本になります。
一反を構成する1160本の経糸総本数に対して経絣糸がどれだけ入っているか?
例えば地糸が2本、絣糸が2本、合計4本の繰り返しが続いた場合。
このうち絣糸の割合は2÷4=0.4(50)%ですから、経糸の総本数(1160本)に割り当てると経絣糸の総本数は580本になります。
580(経絣糸の総本数)÷80(一算)=7.2
小数点以下を切り捨てると7になり、奄美方言で7マルキとなるのです。

■評 価

上記で地あき、7マルキ一元を説明さしていただきましたが、大島紬の中でもこだわり逸品です。
大島を求める場合は色柄の好みも大切ですが、絣柄の単位を表す『マルキ』も注目してください。
最近の市場では9マルキカタス絣の大島が主流で、絣も細かく見えて価格も高級ですが、そのカタス絣の遥か上に位置するのが7マルキ一元絣です。
何故カタス絣が主流かと言いますと、もう7マルキ一元絣を織れる機織り職人がいなくなってきているからです。
その上の9マルキ一元の絣に出会うとなれば、着物の中でも数少ない資産価値を担保できる大島紬となるでしょう。

■商品説明における状態表示
[*未使用とは人が装っていない未着用のもの]

【未使用】
月日が経過していない未着用保存品。
【未使用に近い】
購入者又は業者が仕立てしたあとの未着用保存品。
【目立った傷や汚れなし】
保存年月が経過している未着用保存品。
又は着用はあれど傷や汚れ汚れがほとんどない未着用に近い品。
【やや傷や汚れあり】
着用の有無、保存期間に関わらない。
傷・汚れ・変色など小々確認できる品。

*着物類は人が着用した場合は身体に密着しますので、必ず汗/タンパク質、筋あと等が残りますことから目利きの基準にしております。
他は商品説明において表示しています。

■寸法/サイズ(寸→cm 換算0.379/小数点以下四捨五入)

身丈[肩から:4尺2寸8分/162cm]
内揚げ後身頃[5分/2cm]
*内揚げは腰上部分で二重になっています。
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肩行[1尺7寸2分/65cm]
袖付け箇所縫い込み
袖側[7分/3cm]
身側[5分/2cm]
*生地表から手触りでの採寸ですので実際とは違う場合があります。
---
袖巾[8寸8分/33cm]
袖丈[1尺3寸/49cm]
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前巾[6寸/23cm]
後巾[7寸6分/29cm]

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